JPモルガン、個人向け銀行で暗号資産チーム拡充
米金融大手JPモルガン・チェースが、個人・中小企業向け銀行部門「チェース」で暗号資産とブロックチェーンを扱う専門チームを拡充しています。同行はこれまで主に法人や機関投資家向けにブロックチェーン関連サービスを展開してきましたが、今回の動きは個人向け金融でもデジタル資産を活用する体制整備を進めていることを示しています。
新設された専門チームは、デジタル資産戦略の策定や暗号資産企業との提携、新商品の開発・実行を担当します。商品化の手段としては自社開発に加え、外部企業との提携や買収も検討されています。採用する人材には、デジタル資産による金融システムの変化を分析し、チェースの顧客に価値を提供できる商品や提携先を見極める役割が求められています。
JPモルガン・チェースは2月23日に公表した資料で、ブロックチェーンやステーブルコインが将来個人向け金融に活用される可能性があると説明していましたが、実用化は「近い将来ではない」との見方も示しています。同行は法人向けにブロックチェーン事業「Kinexys」やトークン化預金「JPM Coin」を展開しており、今回の専門チーム拡充を通じてこうした技術の個人・中小企業向け応用についても検討を本格化させるとみられます。